フィレンツェ観光モデルコース:ウフィツィ美術館からドゥオーモまで、私の2日間
文:Blaise Jaeger・2026年10月14日更新
トスカーナの州都フィレンツェは、ルネサンス発祥の地です。ユネスコ世界遺産に登録されたコンパクトな歴史地区に、ブルネレスキのクーポラ、ボッティチェリの名画が並ぶウフィツィ美術館、アルノ川に架かるポンテ・ヴェッキオ、ピッティ宮殿とボーボリ庭園が集まっています。すべて徒歩で回れるので、主な見どころなら2日間で十分です。
2025年5月末、私は友人のロイと一緒にフィレンツェで1日半を過ごしました。列車でローマから到着し、ピサとチンクエ・テッレへ向けて出発。このモデルコースは、私たちが実際にたどったルートを時間ごとにそのまま紹介するもので、予約しておきたいチケット、泊まった宿、私のおすすめもまとめています。

フィレンツェの基本情報
- 場所:イタリア中部トスカーナ州。列車でローマから約1時間30分、ピサから約1時間。
- 主要駅:フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅。ドゥオーモまで徒歩10分。
- 必見スポット:ドゥオーモとそのクーポラ、洗礼堂、ジョットの鐘楼、ウフィツィ美術館、シニョリーア広場とヴェッキオ宮殿、ポンテ・ヴェッキオ、ピッティ宮殿とボーボリ庭園。
- 滞在日数:主な見どころなら2日間。美術館巡りやピサ、シエナへの日帰り旅行を加えるなら3〜4日。
- 事前予約:ウフィツィ美術館、ドゥオーモのクーポラと鐘楼の登頂は時間指定チケット制で、ハイシーズンは売り切れることも多いです。
- 現地での移動:徒歩で十分。歴史地区は小さく、大部分が歩行者天国です。
フィレンツェ観光モデルコース
1日目午後:到着、ウフィツィ美術館とシニョリーア広場
2025年5月31日(土)、ロイと私はローマ・テルミニ駅を14時35分に出るFrecciarossaに乗り、1時間半あまりで16時11分にフィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅に到着しました。宿泊先のアパートCentral View Boutique – Milù Holidays Firenzeに荷物を置き、そのままヴェッキオ宮殿の塔がそびえるシニョリーア広場へ歩きました。
17時頃、事前に予約していたチケットでウフィツィ美術館へ。天井画の描かれた長い回廊を歩き、窓からはアルノ川に架かるポンテ・ヴェッキオの眺めを楽しみました。夜はメルカート・セントラーレ近くの、赤い壁のレストランで夕食をとりました。


2日目午前:ドゥオーモ、洗礼堂、ポンテ・ヴェッキオ
翌朝、6月1日(日)の10時に私たちはドゥオーモ広場にいました。白、緑、ピンクの大理石と巨大なレンガのクーポラを持つサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂が、広場全体を圧倒しています。ドゥオーモのチケットは事前に予約しておき、まずはサン・ジョヴァンニ洗礼堂から。八角形のドームの内側は、最後の審判を描いた黄金のモザイクで埋め尽くされています。

続いてポンテ・ヴェッキオまで歩きました。宝飾店が軒を連ねる中世の橋で、アルノ川を渡ってオルトラルノ地区へ向かいました。

2日目昼:ピッティ宮殿とボーボリ庭園
12時30分頃、アルノ川南岸に建つメディチ家の巨大な宮殿、ピッティ宮殿に到着。絵画で飾られた部屋を見学したあと、宮殿の裏手に広がるボーボリ庭園を上っていきました。上のテラスからは街全体が見渡せます。クーポラ、ヴェッキオ宮殿の塔、そしてフィレンツェを囲む丘まで。


2日目午後:ジョットの鐘楼とメルカート・セントラーレ
ドゥオーモに戻り、ジョットの鐘楼に登りました。狭い石の階段を414段、途中にいくつかのテラスがあり、頂上ではブルネレスキのクーポラとフィレンツェの赤い屋根を目の前に眺められます。


一日の締めくくりは、サン・ロレンツォ近くの屋内市場メルカート・セントラーレ。1階には精肉店やトスカーナの食材が並び、2階にはパスタ、トリュフ、アンティパストの屋台が集まる大きなフードホールがあります。そのあとサンタ・マリア・ノヴェッラ駅まで歩き、17時28分発の列車で次の目的地へ。行き先はピサ。

チケット情報:ドゥオーモ、ジョットの鐘楼、ウフィツィ美術館
- ドゥオーモ:大聖堂への入場は無料です。そのほかの施設は3日間有効のパスで販売されています。ブルネレスキ・パス(Brunelleschi Pass、30ユーロ、クーポラ込み)、ジョット・パス(Giotto Pass、20ユーロ、鐘楼込み)、ギベルティ・パス(Ghiberti Pass、15ユーロ)。登頂は時間指定の予約が必要です。詳細はこちら:ドゥオーモ公式サイト。
- クーポラと鐘楼、どっちに登る?クーポラ(463段)では最後の審判のフレスコ画を間近に見られ、鐘楼(414段)からはクーポラそのものを最も美しく眺められます。私たちは鐘楼を選びました。
- ウフィツィ美術館:特に春から秋は、公式サイトで時間指定チケットを事前に予約しましょう。予約なしだと何時間も並ぶことがあります。
- ピッティ宮殿とボーボリ庭園:チケットはウフィツィ美術館とは別売り。両方で半日は見ておきましょう。
フィレンツェのおすすめ宿泊エリア
私たちが泊まったのは、歴史地区にあるCentral View Boutique – Milù Holidays Firenzeで、ここからすべて徒歩で回れました。おすすめのエリアは、観光ならドゥオーモとシニョリーア広場周辺、駅へのアクセスならサンタ・マリア・ノヴェッラ周辺、静かで地元らしい雰囲気ならオルトラルノです。
宿を探すならこちら:フィレンツェのホテル一覧。
フィレンツェへの行き方
- ローマから:高速列車FrecciarossaまたはItaloでサンタ・マリア・ノヴェッラ駅まで約1時間30分。私たちはFrecciadaysの割引でビジネスクラスに乗り、27.90ユーロでした。関連記事:ローマ旅行ガイド。
- ピサへ:普通列車で約1時間。私たちは17時28分発の列車に乗りました。関連記事:ピサ旅行ガイド。
- チンクエ・テッレへ:列車でラ・スペツィアへ。ピサ乗り換えか直通です。関連記事:チンクエ・テッレ観光ガイド。
- チケット:列車の比較はこちら:12Go。
フィレンツェ旅行のコツ
- すべて予約:ウフィツィ美術館、クーポラ、鐘楼はハイシーズンに売り切れます。数日前には予約しましょう。
- 服装:大聖堂や教会では肩と膝を隠しましょう。
- 登頂:クーポラと鐘楼の階段は狭くて急です。閉所恐怖症の人は避けたほうが無難です。
- 暑さ:6月から8月のフィレンツェはとても暑いので、屋外の見どころは朝早くに回りましょう。
- ご当地グルメ:ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ、リボッリータ、そして市場で売られている牛の胃袋のサンドイッチ、ランプレドットをぜひ。
あわせて読みたい
- イタリア旅行ガイド:イタリアでの私の旅とモデルコース。
- ローマ旅行ガイド:フィレンツェの前に立ち寄った街。
- ピサ旅行ガイド:夕暮れの斜塔、私たちの次の目的地。
- チンクエ・テッレ日帰り観光:列車で巡る5つの村。
フィレンツェ観光のよくある質問
フィレンツェ観光は何日必要?
主な見どころなら2日間で十分です。ドゥオーモ、ウフィツィ美術館、ポンテ・ヴェッキオ、ピッティ宮殿、ボーボリ庭園。アカデミア美術館などの美術館巡りや、ピサへの日帰り旅行をするなら1日追加しましょう。
クーポラとジョットの鐘楼、登るならどっち?
鐘楼からはクーポラを最も美しく眺められ、クーポラではフレスコ画を間近に見られます。どちらか一つだけなら、眺望は鐘楼のほうが上です。
ウフィツィ美術館は事前予約が必要?
はい、特に春から秋は必要です。オンラインで時間指定チケットを予約すれば、何時間もの行列を避けられます。
フィレンツェ大聖堂は無料?
はい、大聖堂そのものへの入場は無料です。クーポラ、鐘楼、洗礼堂、博物館にはパスが必要です。
ローマからフィレンツェへの行き方は?
ローマ・テルミニ駅からフィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅まで、高速列車で約1時間30分です。
フィレンツェからピサに行ける?
はい、ピサへは普通列車で1時間です。私たちはピサで1泊し、夕暮れの斜塔に登りました。
