Independence Day games on 17 August in Seminyak, Bali

インドネシアの祝日2027年:日程一覧と旅行への影響

Blaise Jaeger著 · 2026年10月27日更新

インドネシアは、世界でも有数の祝日が多い国です。公認されている6つの宗教にはそれぞれ独自の祭日があり、さらに国の記念日も加わります。旅行者にとって、そのほとんどは何の影響もありません。ただし、知らずにいると旅行が台無しになりかねない祝日が2つあります。バリ島が24時間完全に止まるニュピ(Nyepi)と、国中の人々がいっせいに帰省する断食明け大祭です。2027年は、この2つが同じ週に重なります。私はバリ島に住んでいて、何かを予約する前には必ずこのカレンダーを確認しています。

2027年インドネシアの祝日一覧

2027年の祝日カレンダーは、3人の大臣による共同決定(SKB 3 Menteri)で定められ、2026年9月15日に署名されました。定められた国の祝日は18日で、内容は次のとおりです。

  • 1月1日(金):元日
  • 1月5日(火):イスラ・ミラージュ(預言者昇天祭、ヒジュラ暦1448年)
  • 2月6日(土):旧正月(イムレック2578)
  • 3月8日(月):ニュピ、バリ島の静寂の日(サカ暦1949年の新年)
  • 3月10日(水)~11日(木):断食明け大祭(イドゥル・フィトリ、ヒジュラ暦1448年)
  • 3月26日(金):聖金曜日
  • 3月28日(日):復活祭(イースター)
  • 5月1日(土):国際労働者の日(メーデー)
  • 5月6日(木):キリスト昇天祭
  • 5月17日(月):犠牲祭(イドゥル・アドハ、ヒジュラ暦1448年)
  • 5月20日(木):ウェーサーカ祭(ワイサック、仏暦2571年)
  • 6月1日(火):パンチャシラの日
  • 6月6日(日):イスラム暦新年(ヒジュラ暦1449年ムハッラム月1日)
  • 8月15日(日):預言者ムハンマド生誕祭(マウリド・ナビ)
  • 8月17日(火):独立記念日
  • 12月25日(土):クリスマス
  • 12月26日(日):イスラ・ミラージュ(ヒジュラ暦1449年)

2027年は、イスラ・ミラージュが1月5日と12月26日の2回あります。イスラム暦は太陰暦で、毎年およそ11日ずつ早まるため、今回は同じ年のうちに2回巡ってくるのです。

2027年のチュティ・ブルサマ:一斉休暇日

祝日に加えて、同じ決定では8日間のチュティ・ブルサマ(cuti bersama)も定められています。祝日と週末をつないだり、大きな祭日の休みを延ばしたりするための一斉休暇日です。

  • 2月5日(金):旧正月
  • 3月9日(火)、12日(金)、15日(月):断食明け大祭
  • 3月25日(木):聖金曜日
  • 5月18日(火):犠牲祭
  • 5月19日(水):ウェーサーカ祭
  • 12月24日(金):クリスマス

祝日とは違い、チュティ・ブルサマは会社員の年次有給休暇から差し引かれます。官公庁は休みになりますが、民間企業は各社の判断に任されており、営業を続ける会社も少なくありません。旅行者にとっての実際の影響はシンプルです。断食明け大祭の前後は、チュティ・ブルサマによって2日間の祝日が丸1週間の大型連休になり、その間、何百万人ものインドネシア人が移動します。

2027年3月:ニュピと断食明け大祭が同じ週に

2027年の旅行計画で最も注意すべきなのが、この週です。ニュピは3月8日(月)、断食明け大祭は3月10日と11日で、さらに3月9日、12日、15日のチュティ・ブルサマがそれらをすべてつないでいます。8日にはバリ島が完全に止まり、その直後から国内のほかの地域で年に一度の最大の大移動が始まります。

ニュピ:バリ島が止まる日

バリ島の静寂の日であるニュピは、ほかのどの祝日とも違います。24時間、島全体が活動を止めます。外出も仕事も禁止され、火や明かりを使うことも、娯楽も禁じられます。通りには人影がなく、伝統的な村の自警団プチャラン(pecalang)が見回っています。バリ島のングラ・ライ空港(Ngurah Rai)も、ニュピ当日の午前6時から翌日の午前6時まで完全に閉鎖されます。ホテルは宿泊客のために営業を続けますが、滞在先から外に出ることはできません。前夜には、各村が巨大な悪霊の張り子オゴオゴ(Ogoh-Ogoh)を担いで練り歩き、最後に燃やします。アジアでも屈指の壮観な光景です。私が友人に伝えているルールは、少なくとも2日前には到着し、出発は早くても翌日にすること。島について詳しくは、私のバリ島旅行ガイドをご覧ください。

ニュピの詳しいルールやバリ島の祭り・儀式の日程はニュピとバリ島の儀式・祭りガイドをご覧ください。

バリ島ウブドで、ニュピの前夜に練り歩くオゴオゴの張り子
ニュピ前夜のオゴオゴ(ウブド)

断食明け大祭と帰省ラッシュ「ムディック」

断食明け大祭は、インドネシアではレバラン(Lebaran)と呼ばれ、ラマダン(断食月)の終わりを告げる祭りです。この祭りをきっかけに、故郷の村へいっせいに帰る年に一度の帰省「ムディック(mudik)」が始まります。地球上で最大規模の人の移動のひとつで、2024年には過去最多となる延べ1億9300万回の移動が記録されました。航空便、列車、バス、フェリーが同時に満席になり、料金は数週間前から上がり、混乱は祝日の前後およそ10日から2週間続きます。ヒンドゥー教徒が多数を占めるバリ島は、島内にとどまっていれば影響はずっと小さく、問題になるのは島から島への移動や、ジャワ島・スマトラ島での長距離移動です。2027年の旅行で3月に国内線やフェリーを利用する予定があれば、できるだけ早く予約してください。詳しくはインドネシア国内の移動方法をご覧ください。

バリ島パダンバイ港に停泊するボートとフェリー
パダンバイ:断食明け大祭の時期は島間フェリーが満席に

祝日の日付が毎年変わる理由

インドネシアが公認している宗教は、イスラム教、プロテスタント、カトリック、ヒンドゥー教、仏教、儒教の6つで、それぞれの祭日が国のカレンダーに組み込まれています。日付が固定されている祝日は、元日、メーデー、パンチャシラの日、独立記念日、クリスマスのわずかしかありません。イスラム教の祝日は太陰暦に従うため、毎年およそ11日ずつ早まります。ニュピはバリのサカ暦、ウェーサーカ祭は仏教の太陰暦、旧正月は中国の太陰太陽暦に従います。そのため政府は毎年、通常は数か月前に新しい決定を発表しています。

スラウェシ島マカッサルの水上モスク、アミルル・ムクミニン(Amirul Mukminin)・モスク
マカッサル(スラウェシ島)の水上モスク
芝生から望む中部ジャワのボロブドゥール寺院
ボロブドゥール:ジャワ島のウェーサーカ祭の中心地

独立記念日(8月17日)

8月17日、インドネシアの人々は1945年の独立宣言を祝います。朝は学校や職場で国旗掲揚式が行われ、午後になると村や地域ごとに、袋跳び競走から油を塗った柱登りまで、さまざまなゲームが催されます。何週間にもわたって、紅白の国旗が街中にあふれます。その日にバリ島やインドネシアのどこかにいるなら、ぜひ見に行ってください。一年で最もにぎやかで楽しい日のひとつで、旅行者も歓迎されます。

バリ島スミニャックで、8月17日の独立記念日にゲームを楽しむインドネシアの人々
スミニャックの独立記念日のゲーム(2026年8月17日)

バリ島独自の祭日:ガルンガンとクニンガン

バリ島では、国のカレンダーとは別に独自の暦も使われています。最も重要な祭礼はガルンガン(Galungan)で、その10日後にクニンガン(Kuningan)が続きます。この2つはバリのウク暦(パウコン、pawukon)に従って210日ごとに巡ってくるため、決まった日付はありません。道沿いに立ち並ぶ、飾り付けられた背の高い竹竿ペンジョール(penjor)や、正装して寺院へ向かう家族の姿を見れば、すぐにそれとわかるはずです。国の祝日ではありませんが、バリの多くの店や会社が休業したり、営業を縮小したりします。島の儀式についてはバリ島ガイドをご覧ください。

東バリのゴア・ラワ寺院の儀式で祈りを捧げるバリの人々
ゴア・ラワ寺院(東バリ)での儀式

インドネシアの祝日に旅行するための実用的なヒント

  • ニュピ:バリ島発着の航空券を予約する前に、必ず日付を確認してください。空港が24時間閉鎖されます。
  • 断食明け大祭:この時期の国内線、列車、フェリーはできるだけ早く予約し、料金が高くなることも覚悟しておきましょう。
  • ラマダン:断食明け大祭までの1か月間、イスラム教徒が多い地域では日没後にしか開かないレストランもあります。バリ島や観光地では、ほぼ普段どおりの生活が続きます。
  • 銀行と官公庁:祝日とほとんどのチュティ・ブルサマの日は休みです。観光関連の店、ホテル、レストランはたいてい営業しています。
  • 連休:インドネシアの人々も旅行します。バリ島、ジャワ島、ロンボク島の人気の観光地は、連休のたびに混雑し、料金も上がります。
  • 日程の変更に注意:政府が年の途中でカレンダーを変更することがあるため、旅行の数週間前にもう一度確認してください。

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インドネシアの祝日に関するよくある質問

2027年のインドネシアの祝日は何日ありますか?

2027年のインドネシアの国の祝日は18日で、これに加えて一斉休暇日(チュティ・ブルサマ)が8日あります。いずれも2026年9月15日に署名された関係大臣の共同決定で定められています。

2027年のニュピはいつですか?

ニュピは2027年3月8日(月)です。バリ島の空港は当日の午前6時から翌日の午前6時まで閉鎖され、島全体が24時間活動を止めます。

2027年の断食明け大祭(レバラン)はいつですか?

断食明け大祭は2027年3月10日と11日で、チュティ・ブルサマは3月9日、12日、15日です。この前後のおよそ2週間は、インドネシア全土で交通機関が非常に混雑すると考えておいてください。

チュティ・ブルサマとは何ですか?

チュティ・ブルサマとは、政府が定める一斉休暇日で、通常は大きな祭日の前後に設けられます。会社員の年次有給休暇から差し引かれ、民間企業には実施する義務はありません。

断食明け大祭の時期にインドネシアを旅行しても大丈夫ですか?

可能ですが、早めの予約が必要です。島と島を結ぶ航空便、フェリー、列車は満席になり、料金も高くなります。その週は、島から島へ移動するよりも、バリ島など1か所に滞在するほうがずっと楽です。

ニュピの日にバリ島へ飛行機で行けますか?

いいえ。ングラ・ライ空港は、ニュピ当日の午前6時から翌日の午前6時まで、24時間閉鎖されます。少なくとも2日前には到着し、出発は早くても翌日にしてください。

なぜ2027年はイスラ・ミラージュが2回あるのですか?

イスラム暦は太陰暦で、太陽暦の1年よりおよそ11日短いためです。2027年は1月5日に、そして12月26日にもう一度巡ってきます。

インドネシアの祝日に、お店やレストランは開いていますか?

観光地では、ホテル、レストラン、ほとんどのお店が営業しています。銀行や官公庁は休みです。バリ島のニュピの日はすべてが閉まり、ラマダン期間中は観光地以外で日没後にしか開かないレストランもあります。