ロンボク島 完全ガイド|見どころ・日数・費用

文:Blaise Jaeger · 2026年8月7日更新

ロンボク島 Lombok はバリ島 Baliのすぐ東にあります。船なら2時間とかからない距離なのに、上陸すると別の国に来たような気分になる島です。もっと荒々しく、もっと静かで、開発の手はずっと少ない。インドネシアで2番目に高い火山を抱え、この国でも指折りのビーチが並び、ギリ諸島 Gili への玄関口でもあります。

私はバリ島を拠点に、何年も前からこの島に通っています。このガイドではロンボク島で何ができるのか、どこへ行くべきか、実際に何日必要か、エリアごとの宿、かかる費用、そして旅行を台無しにしがちな失敗をまとめました。プレスリリースではなく、何度も足を運んだ実体験から書いています。

ロンボク島を訪れる理由:行く価値はある?

短く答えるなら「ある」。多くの人にとっては、バリ島でもう1週間過ごすより価値があります。長く答えるなら、何を求めているか次第です。ロンボク島は、バリ島の寺院やカフェや整ったインフラを手放す代わりに、広さと静けさと風景を差し出してきます。その交換に惹かれるなら、きっと気に入るはずです。歩いて行ける距離にフラットホワイトの飲める店が必要な人には、向かないかもしれません。

  • 本当に人のいないビーチ。スロン・ブラナク、マウン、タンジュン・アンは、バリ島のどのビーチにも引けを取りません。平日なら、数人と分け合うだけということもあります。
  • リンジャニ山 Rinjani。標高3,726メートル、インドネシアで2番目に高い火山で、火口の中に湖を抱えています。このトレッキングは東南アジア屈指のルートです。
  • ギリ諸島がすぐ目の前。バンサル Bangsal から船で20分です。多くの人は別の旅行として扱いますが、実際にはロンボク島の一部です。
  • 生きているササック文化。ロンボク島の住民の多くはイスラム教徒で、ササックの伝統は観光客向けの演出ではありません。ここでの暮らしそのものです。
  • 物価が安い。宿も食事も移動も、同じ質ならバリ島より安く済みます。

正直な裏面も書いておきます。移動距離は長く、道はスピードが出せず、公共交通はほぼ存在せず、クタ・ロンボク Kuta Lombok とギリ諸島を離れると観光インフラは一気に薄くなります。ロンボク島は、バリ島と違って計画した人だけが報われる島です。

インドネシア、クタ・ロンボク近くのタンジュン・アン・ビーチの白い砂とターコイズブルーの入り江
タンジュン・アン、クタ・ロンボクから10分。これがハイシーズンの平日の姿です

ロンボク島の基本データ

  • 場所:西ヌサ・トゥンガラ州。ロンボク海峡を挟んでバリ島のすぐ東
  • 面積:4,738平方キロメートル。バリ島とほぼ同じ広さで、旅行者は5分の1
  • 行き方:パダンバイ発のファストボート(1時間30分〜2時間30分)、またはデンパサールから30分のフライト
  • 滞在日数:島だけなら4〜6日、リンジャニ山に登るなら7日以上
  • ベストシーズン:5月〜10月の乾季。条件がもっとも安定するのは6月〜9月
  • 予算:1日あたりバックパッカーで28〜42ユーロ、中級で70〜120ユーロ、高級で185ユーロ以上
  • 島内の移動:スクーター、または運転手付きの車。公共交通は現実的な選択肢になりません
バンサル、スンギギ、スナル、クタ・ロンボク、レンバール港、プラヤ空港を示したロンボク島の地図
ロンボク島の全体像。北にギリ諸島とバンサル、中央にリンジャニ山、南にビーチと空港があります

ロンボク島に10回通って分かったこと

私は2020年からバリ島に住んでいて、それ以来ロンボク島へは10回ほど渡っています。腰を据えた旅もあれば、ギリ諸島へ向かう途中の立ち寄りもありました。1回はまったくの想定外で、海が荒れてファストボートが全便欠航になり、結局レンバール行きの公共フェリーで丸一日近くを過ごすことになりました。

私の定番は北部です。バンサル近くのシレ・ビーチにあるビーチフロントのホテルに数日腰を落ち着け、その前後にギリ諸島に滞在する。この形が気に入っています。何もしなくても損した気分にならないのが北部で、しかもギリ諸島が「1週間かけて行く場所」ではなく「日帰りで行ける場所」になります。

バンサルでは毎回スクーターを借ります。港のすぐそばにレンタル店があり、手続きは10分ほど。これだけで島の見え方がまるで変わります。高い送迎を積み重ねる旅から、自分の足で回れる島に変わるのです。滝を見にバンサルからスナルまで走ったこともありますし、バンサルから南のクタ・ロンボクまで下ったこともあります。後者はおよそ90キロ。道はおおむね良好ですが空いてはいないので、みっちり3時間かかります。ちょっとひとっ走り、ではなく本気の走行です。朝に出発してください。日が暮れてからは絶対にやめましょう。

最初の数回で私が読み違えたのは距離でした。ロンボク島は地図では小さく見えます。しかし南のクタから北のスナルまでは車で4〜5時間。頭の中で見積もる1時間30分ではありません。南に1泊、北に1泊と予約して、休暇のほとんどを車内で過ごしてしまう人を何度も見てきました。

ロンボク島北部のバンサル港。バリ島からのファストボートが着き、ギリ諸島行きの船が出る場所
バンサル。私のいつもの拠点で、着いたら必ずここでスクーターを借ります

ロンボク島でしたいこと

  • 南海岸のビーチで泳ぐ、サーフィンする:タンジュン・アン、スロン・ブラナク、マウン、クタ
  • 船でギリ諸島へ渡る:夜遊びならトラワンガン、バランス重視ならアイル、静けさならメノ
  • リンジャニ山をトレッキングする:ガイド同行で、火口縁まで2日、山頂まで3日
  • スナルの滝まで歩く:スンダン・ギレまで15分、そこからティウ・クレップまでさらに30分
  • スンギギで夕日を眺める:西海岸はバリ島に面していて、空が澄んだ夕方にはアグン山まで見えます
  • ササックの村エンデを訪ねる:竹の家、茅葺きの屋根、そして今も日々の暮らしに生きている習慣
  • プラブのコウモリ洞窟に入る:数千匹のオオコウモリ。苦手な人にはおすすめしません

ロンボク島のどこへ行く?主要エリア

ロンボク島は、互いにまるで雰囲気の違う4つのエリアに分かれます。2つ、多くても3つを選んで、それぞれに腰を据えてください。理由は、このあとに挙げる移動時間そのものです。

クタ・ロンボクと南部:ビーチとサーフィン

クタ・ロンボクは、バリ島の同名の町とはまったくの別物です。湾に沿って低層の建物が並ぶ小さな町で、周りには島いちばんのビーチと本格的なサーフシーンが広がっています。クタ・ビーチそのものも気持ちのいい浜ですが、写真で見たことがあるのは、東へ10分のタンジュン・アンのほうでしょう。馬蹄形の湾に、きめ細かく白い砂と、粗くて黄金色の砂という2種類の砂浜が並びます。サーフィンをするなら、小舟が湾内のブレイクまで運んでくれます。

クタの西にあるスロン・ブラナクは、ゆるやかなビーチブレイクが立つ大きな三日月形の浜で、インドネシアで初めてのサーフレッスンを受ける場所としては定番です。マウンはほとんど閉じた湾の中にあり、開発の手がほぼ入っていません。2022年からオートバイのインドネシアGPが開催されているマンダリカ・サーキットは町のすぐ外れにあり、空港までは25分です。

プラブ洞窟:島でいちばん奇妙な1時間

ゴア・バンカン・プラブには、鍾乳石や石筍とともにオオコウモリの大きな群れがすみついています。入口でヘルメットを渡されます。グアノ(コウモリの糞)のにおいがかなり強いので、口と鼻を覆えるものを持っていってください。壁一面がゴキブリで埋まっていることも覚悟しておきましょう。強く記憶に残る場所ですが、万人向けではまったくありません。

インドネシア、ロンボク島南部のゴア・バンカン・プラブ(コウモリ洞窟)の内部
プラブ洞窟。ヘルメットは貸してもらえますが、鼻を覆うティッシュは自前で用意してください

リンジャニ山とスナル:火山と滝

スナルはリンジャニ山の北斜面にある山村で、バンサルから約1時間15分。火山への主要な入口です。着けば棚田と伝統的なササックの家が広がり、時間の流れが目に見えて緩みます。

訪れる人の多くは、トレッキングよりも2つの滝が目当てです。スンダン・ギレは駐車場から階段の道を下って15分。それだけで十分に見応えがあり、ここで引き返す人も少なくありません。ティウ・クレップはさらに30分、ジャングルを抜け、沢を渡り、岩場を越えた先にあります。名前は「飛ぶ淵」という意味で、ササックの人々はここに神秘的な力が宿ると信じています。たどり着けば、落差45メートルの滝がターコイズ色の淵に落ち、水に入る前から飛沫で体が冷えるほどの迫力です。

リンジャニ山のトレッキングそのものは、火口縁までなら1泊2日、山頂までなら2泊3日で、スナルかスンバルンから出発します。料金は業者と行程によっておよそ155〜300ユーロ。相応の体力が要りますし、今は公認ガイドの同行が義務で、個人だけで登ることはできません。国立公園は例年1月から3月まで閉鎖されます。

ロンボク島スナル近く、ターコイズ色の淵に落ちる落差45メートルのティウ・クレップの滝
ティウ・クレップ。スンダン・ギレからジャングルを30分、その30分に見合うだけの滝です

バンサルと北海岸:ホテルとギリ諸島への船

バンサルは北西海岸の小さな漁村で、ギリ諸島の真向かいに位置し、島々へ渡る船が出る公共の港です。バリ島からのファストボートはここか、隣接するトゥルック・ナレ、トゥルック・コデックの桟橋に着きます。伝統的な木造船プラウをチャーターして、近くの入り江や小島を巡ることもできます。

そのすぐ北にあるシレ・ビーチには、島でもっとも上質なビーチフロントのホテルが集まっています。穏やかな砂浜が長く続き、正面にはギリ諸島。私自身、たいていの旅でここを拠点にしています。近くにはLombok Wildlife Parkもあります。飼育されている動物を見るのは普段あまり好みませんが、ここの動物たちは本当によく世話をされているように見えました。

インドネシア、ロンボク島北部バンサル近くのシレ・ビーチの白い砂とターコイズブルーの海
バンサルの北に広がるシレ・ビーチ。水平線に低く見えているのがギリ諸島です

ギリ諸島:3つの島、3つの表情

ギリ諸島は北西沖に浮かぶ3つの小さな島で、どれも白い砂、透明な海、サンゴに恵まれ、車が1台も走っていません。この3島の選び方を間違えることが、ギリ諸島でがっかりする最大の原因です。

  • ギリ・トラワンガン:いちばん大きく、いちばん賑やかな島。レストランもバーも夜遊びの場所もそろっています
  • ギリ・アイル:バランス型。ちゃんとしたビーチがあり、夕暮れにいいビーチバーがあり、そのあと静かに眠れます
  • ギリ・メノ:いちばん小さく、いちばん静か。何も起こらないことを望む人のための島です

スンギギとササックの村エンデ

スンギギは西海岸にある、ロンボク島で最初のビーチリゾートです。数キロにわたって砂浜が続き、正面に夕日が沈みます。空気が澄んだ日には、水平線にバリ島のアグン山が浮かびます。クタを除けば島でいちばんレストランも商店もホテルも多く、火山や村々を回る拠点としても使えます。

南海岸から内陸に入ったササック・エンデは、竹と木で建てられ、茅で葺かれ、土と牛糞を練った床を持つ伝統的な家が並ぶ村で、周りは一面の田んぼです。住民は農民と職人で、今も昔ながらの慣習に沿って暮らしています。ガイドが村を案内しながら説明してくれます。若い男性が結婚の前に花嫁を文字どおり「さらう」という風習も、そのひとつです。

インドネシア、ロンボク島のササックの村エンデに並ぶ竹と茅葺きの伝統家屋
ササック・エンデ。屋根の茅は昔と変わらず、数年ごとに手作業で葺き替えられます

ロンボク島には何日必要?

島だけなら4〜6日、リンジャニ山に登るなら7日以上。これが正直な答えです。制約になるのは見どころの多さではなく、島の各エリアを行き来するのにかかる時間のほうです。

  • 3日:南部だけ。クタと周辺のビーチで終わりです
  • 4〜5日:南部に加えてスナルの滝、さらにギリ諸島で1〜2泊
  • 6〜7日:島をひと回り、あるいはギリ諸島の代わりにリンジャニ山のトレッキングを組み込む
  • 8日以上:ロンボク島とギリ諸島を急がずに回る、またはバリ島と組み合わせる

日数がどうであれ、拠点は5か所ではなく2〜3か所にしてください。ロンボク島で毎晩ホテルを変えるのは、休暇を車の中で過ごすということです。

ロンボク島のモデルコース

ロンボク島4日間

  • 1日目:クタ・ロンボク。プラヤ空港に着き、ホテルまで25分。残りの時間はビーチで過ごします。
  • 2日目:南海岸。タンジュン・アン、スロン・ブラナク、マウン。希望すればサーフレッスンも。
  • 3日目:北のスナルへ。車で3時間30分〜4時間、午後に2つの滝、夜は北部泊。
  • 4日目:ギリ・アイル。バンサルから船で20分。シュノーケリングをして、何もせずに過ごし、旅を続けるか帰路につきます。

この組み方がうまくいくのは、ビーチ、ジャングル、島という中身のまるで違う3日間を、無駄な移動をひとつも挟まずに並べられるからです。

ロンボク島6日間

  • 1〜3日目:クタ・ロンボクに3泊。南部のビーチをひと通り、サーフィン、夕日。急がずに。
  • 4日目:北へ移動し、スナルで2つの滝を見ます。
  • 5〜6日目:ギリ諸島。アイルかメノに2泊。

4日間の行程に2日足すだけで、旅のペースがまるで変わります。この章で1行だけ読むならここです。ロンボク島は6日間がちょうどいい。

リンジャニ山トレッキング込みのロンボク島1週間

  • 1〜3日目:クタ・ロンボクと南部
  • 4〜6日目:リンジャニ山のトレッキング。スナルかスンバルンから2〜3日
  • 7日目:回復日。シレ・ビーチかギリ諸島で。これは必ず必要になります

バリ島とロンボク島を10日間で

  • 1〜5日目:バリ島。ウブド、寺院、そして日程が許せばヌサ・ペニダ
  • 6日目:ファストボートでギリ諸島またはバンサルへ
  • 7〜8日目:ギリ諸島に2泊
  • 9〜10日目:クタ・ロンボクと南部のビーチ。最後はプラヤ空港から帰路へ

この形がいちばん人気なのには理由があります。文化はバリ島、絵葉書のような海はギリ諸島、風景はロンボク島。デンパサールまで戻らずにプラヤから飛ぶことで、ほぼ丸一日が浮きます。

ロンボク島の宿泊エリアとホテル

ここに挙げるホテルは、注記のあるものを除いて、私が実際に泊まったか食事をした宿です。Booking.comでロンボク島の空室状況と料金を比較する

Booking.comでロンボク島のホテルを予約する

クタ・ロンボク

私が泊まったのはPullman Lombok Mandalika Beach Resortです。新しくて個性には乏しいものの、目の前のビーチは上質でした。隣のNovotel Lombok Resort & Villasはもう少し古く、レストランの雰囲気はこちらのほうがずっと魅力的です。どちらもマンダリカ・サーキットのそばに建っています。次の旅ではSikara Lombok Hotelを試すつもりです。ここで夕食をとったのですが、部屋も料金もちょうどよく見えました。

バンサルとシレ・ビーチ

ロンボク島で最上級のビーチフロントホテルが集まるエリアで、私がいちばんよく泊まる場所でもあります。最高級はOberoi Beach Resort Lombok。島でもっとも贅沢で、もっとも高い宿です。Tugu Lombokはいちばん個性が強く、半分はホテル、半分は美術館のような造りです。3軒のなかでいちばん値打ちがあるのはAnema Wellness & Resort Gili Lombokで、ダイビングセンターを併設しています。

スナルとリンジャニ山

私が泊まったのはRinjani Mountain Garden。手入れの行き届いた庭にバンガローが点在する小さな宿で、山裾まで見晴らしが伸びています。スタッフの応対がとても行き届いていて、リンジャニ山の山頂やシタンポル山へのトレッキングも手配してくれます。

ロンボク島リンジャニ山の斜面、スナル近くにあるRinjani Mountain Gardenの庭とバンガロー
スナルのRinjani Mountain Garden。滝めぐりとトレッキングで私が使う拠点です

ギリ諸島とスンギギ

ギリ・アイルでおすすめなのは7 Seas Cottages。港のすぐ隣の浜辺にあり、自転車も借りられます。スンギギではKatamaran Resortに泊まりました。建物そのものはやや無機質ですが、ビーチフロントという立地は申し分なく、プールもなかなか見ないつくりです。

インドネシア、ロンボク島ギリ・アイルの港近くにある7 Seas Cottagesのビーチフロントのバンガロー
ギリ・アイルの7 Seas Cottages。砂浜に建ち、船着き場から歩いて2分です

ロンボク島のベストシーズン

5月から10月が乾季で、全体としてはこの時期がベストです。日差しがあり、海は穏やかで、ビーチにもギリ諸島にもリンジャニ山にも良い条件がそろいます。7月と8月はハイシーズンで、それなりに料金は上がり、人も増えます。

11月から4月は雨季です。気温も湿度も上がり、雨は激しいものの短時間で上がることが多い。島がいちばん緑濃くなる時期で、料金も下がります。難点は海のほうで、船の欠航が増え、滝への道も歩きにくくなります。

意外と知られていないのがこれです。海がいちばん荒れるのは雨季ではなく乾季です。南東の貿易風がロンボク海峡でもっとも強く吹くのは6月から9月で、ファストボートの欠航が集中するのもこの時期です。この時期に旅行するなら、その日の始発便を選び、予定に予備日を1日確保しておいてください。

  • サーフィン:1年を通して楽しめますが、南海岸のベストは5月〜10月
  • リンジャニ山:乾季のみ。国立公園は例年1月〜3月に閉鎖されます
  • 海がもっとも穏やかな月:4月、5月、10月、11月

ロンボク島内の移動手段

公共交通はごく限られていて、島を見て回る手段としては現実的ではありません。使えるのは次の2つです。

スクーターがいちばん安く、自由度も圧倒的です。1日あたり4〜6ユーロほど。クタやスンギギの周辺、海沿いの道を走るには最適です。幹線道路はおおむね良好ですが、脇道は荒れていたり急勾配だったりします。二輪に本当に慣れている人だけにしてください。それと国際運転免許証を必ず携帯すること。持っていないと保険が効きません。

運転手付きの車は1日およそ37〜55ユーロ。長距離やグループならこちらが正解です。1日で複数の場所を無理なく回れるので、北部の滝や内陸の村を訪ねるときに効いてきます。

ロンボク島の行程を左右するのは、結局この移動時間です。

  • プラヤ空港 → クタ・ロンボク:25〜30分
  • クタ・ロンボク → スンギギ:約2時間30分
  • スンギギ → バンサル:約1時間
  • バンサル → スナル:約1時間15分
  • クタ・ロンボク → スナル:4〜5時間

ロンボク島への行き方

バリ島からの現実的なルートは2つです。ファストボートはパダンバイを出て1時間30分〜2時間30分で渡り、料金はおよそ17〜35ユーロ。北部のバンサルに着くので、ギリ諸島、スンギギ、シレ方面ならこちらが正解です。飛行機はデンパサールから30分、事前予約で16〜40ユーロ。南部のプラヤに着き、クタ・ロンボクまで25分です。

選ぶ基準は速さではなく、その夜どこで寝るかです。北へ行くなら船。クタと南部のビーチに行くなら飛行機です。船でバンサルに降りてしまうと、そこから島を横断する2時間のドライブが加わります。ここを取り違えているガイドが、いちばん多いのです。

もうひとつ、パダンバイからレンバールへ渡る公共フェリーもあります。運賃はファストボートのごく一部で、車やバイクを積める唯一の手段で、海が荒れて他がすべて止まっても走り続けます。ドア・ツー・ドアで8〜10時間かかります。時刻表、料金、港、運航会社の詳細は専用ガイドにまとめてあります:バリ島からロンボク島への行き方

バリ島東部のパダンバイ港で、ロンボク島とギリ諸島へ向かう乗客を乗せる船
バリ島東部のパダンバイ。ロンボク島行きのファストボートも公共フェリーも、ここから出ます

ロンボク島の旅行予算

ロンボク島はバリ島より全般に安く、とくに宿泊とアクティビティで差が出ます。

1人あたりバックパッカー中級高級
宿泊(1泊)15ユーロ50ユーロ150ユーロ
食事(1日)8ユーロ20ユーロ50ユーロ
移動(1日)5ユーロ30ユーロ80ユーロ
アクティビティ(1週間)30ユーロ100ユーロ300ユーロ
1日の合計28〜42ユーロ70〜120ユーロ185ユーロ以上
  • スナルの滝の入場料:約2ユーロ
  • ビーチ:無料。駐車料金が0.5ユーロほど
  • ギリ諸島発のシュノーケリングツアー:10〜25ユーロ
  • リンジャニ山トレッキング、ガイド付き2〜3日:155〜300ユーロ
  • バンサルからギリ諸島への公共ボート:2〜3ユーロ。バリ島からのファストボート:17〜35ユーロ

ロンボク島で避けたい失敗

距離を甘く見る。クタからスナルまでは4時間で、1時間30分ではありません。ロンボク島の旅を台無しにする原因として、これが他のすべてを合わせたよりも多い失敗です。

経験がないのにスクーターに乗る。道は荒れていたり、曲がりくねっていたり、雨の日には滑ります。国際運転免許証と確かな自信がないなら、運転手を雇ってください。

現金を持たない。ATMはクタ・ロンボクとギリ諸島にはありますが、北部にはほとんどありません。村ではカードはまず使えません。現金なしでスナルに着くと、宿代さえ払えなくなります。

ギリの島を選び間違える。夜遊びならトラワンガン、静けさならメノ、その中間ならアイルです。何も調べずに選んだ人が、たいていがっかりして帰ってくることになります。

節約のために遅いフェリーを選ぶ。運賃はファストボートのごく一部ですが、代わりに1日を失います。ドア・ツー・ドアで8〜10時間、着くのはレンバールで、行きたい場所からはどこも遠い。バイクを一緒に運ぶときか、ファストボートが欠航したときなら選ぶ価値があります。18ユーロ節約するためではありません。

毎晩宿を変える。拠点は2〜3か所で十分です。5か所にすると、ドライブ旅行になってしまいます。

パダンバイとロンボク島レンバールを結ぶ公共フェリーの客室デッキで、床に横になって眠る乗客
レンバール行きフェリー、乗船4時間後。運賃は安く、代わりに休暇が丸一日消えます

ロンボク島とバリ島、どちらを選ぶ?

隣り合っていながら、まるで似ていない2つの島です。バリ島には寺院、棚田、レストランシーン、ヨガ、ナイトライフ、そして年間何百万人もの旅行者を受け止めるインフラがあります。ロンボク島にあるのは、広さと風景と静けさで、開発はその何分の一かにとどまります。

  • バリ島を選ぶ:インドネシアが初めての人、変化に富んだ旅がしたい人、文化に触れたい人、そして細かく計画しなくても成立する場所がいい人に。
  • ロンボク島を選ぶ:ビーチを独り占めしたい人、火山に登りたい人、ゆっくりした時間の流れを求める人に。
  • 両方を選ぶ:多くの人にはこれをおすすめします。船で2時間の距離しか離れておらず、互いの足りない部分をほぼ完璧に補い合います。

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ロンボク島についてよくある質問

ロンボク島はどこにありますか?

ロンボク島は小スンダ列島に属するインドネシアの島で、ロンボク海峡を挟んでバリ島のすぐ東、スンバワ島の西にあります。西ヌサ・トゥンガラ州に属し、面積は4,738平方キロメートル。バリ島とほぼ同じ広さです。

ロンボク島は行く価値がありますか?

あります。とくに人の少ないビーチ、雄大な風景、バリ島より落ち着いた時間の流れを求めるならおすすめです。少し計画を立てる手間と長めの移動を受け入れられる人ほど、この島に向いています。

ロンボク島には何日必要ですか?

島をきちんと回るなら4〜6日です。リンジャニ山に登るなら7日以上。トレッキングだけで2〜3日かかるからです。3日では南海岸のビーチだけで終わります。

ロンボク島のベストシーズンはいつですか?

乾季の5月から10月、なかでも6月から9月がもっとも安定しています。ただし同じ時期は南東の貿易風で海が荒れるため、船の欠航はむしろ雨季より多くなります。

バリ島からロンボク島へはどう行きますか?

パダンバイからファストボートで1時間30分〜2時間30分、北部のバンサル着。あるいはデンパサールから飛行機で30分、南部のプラヤ着です。車やバイクを積めるレンバール行きの公共フェリーもあり、こちらはドア・ツー・ドアで8〜10時間かかります。

ロンボク島ではどこに泊まるべきですか?

南部のビーチとサーフィンならクタ・ロンボク、上質なビーチフロントホテルとギリ諸島への船ならバンサル近くのシレ・ビーチ、標準的なリゾート滞在ならスンギギ、リンジャニ山に登るならスナルかスンバルンです。

ギリ諸島のどの島を選ぶべきですか?

夜遊びとレストランの選択肢の多さならギリ・トラワンガン、静けさとほぼ完全な隠れ家感ならギリ・メノ、その中間ならギリ・アイルです。3島とも車は走っておらず、バンサルから船で20〜30分です。

ガイドなしでリンジャニ山に登れますか?

登れません。安全上の理由と公園の規則により、リンジャニ山のトレッキングには公認ガイドの同行が義務づけられています。2〜3日の行程で155〜300ユーロが目安です。国立公園は例年1月から3月まで閉鎖される点にも注意してください。

ロンボク島の旅費はどれくらいかかりますか?

国際線の航空券を除いて、1日あたりバックパッカーで28〜42ユーロ、中級で70〜120ユーロ、高級で185ユーロ以上です。宿と食事の質が同じなら、ロンボク島はバリ島より一貫して安く済みます。

ロンボク島の治安は良いですか?

はい、ロンボク島はおおむね穏やかで安全です。本当のリスクは犯罪よりも道路のほうです。夜間の運転は避け、人けのないビーチでは持ち物にひと通りの注意を払い、マタラム以外では医療機関が限られていることを頭に入れておいてください。

ロンボク島にビザは必要ですか?

インドネシアの他の地域と同じ規則が適用されます。多くの旅行者は到着ビザを利用し、30日間有効で1回だけ延長できます。要件は変わることがあるので、出発前にご自身の国籍の最新条件を確認してください。

ロンボク島とバリ島、どちらがいいですか?

文化、変化の多さ、便利さならバリ島。自然、ビーチ、静けさならロンボク島です。1週間を超える旅なら両方行くべきです。船で2時間の距離で、互いをよく引き立て合います。

著者について — Blaise Jaeger

Blaise Jaegerは2020年からバリ島を拠点に暮らし、以来ロンボク島へはファストボート、公共フェリー、飛行機で10回ほど渡っています。滞在はたいていバンサル近くのシレ・ビーチで、到着したら港でスクーターを借り、バンサルからクタまで島を縦断して走ったこともあります。ヌサ・ペニダの旅行ガイドも執筆しています。