バリ島でマンボウに会う:ヌサペニダ島のシーズン、ポイント、出会うコツ
Blaise Jaeger著 · PADIマスタースクーバダイバー · 2017年にヌサペニダ島初のPADIダイビングセンターを開業 · 2026年9月26日更新
バリ島でマンボウ(モラモラ)がもっともよく見られるのはヌサペニダ島周辺で、この珍しく魅力的な魚に出会える世界有数の場所です。英語ではオーシャン・サンフィッシュとも呼ばれ、ヌサペニダ島のものは現在ではMola alexandrini(和名ウシマンボウ)とより正確に同定されています。全長3mを超え、体重2トン以上に達する巨大な魚です。
私が初めてヌサペニダ島でマンボウに出会ったのは2017年。それ以来、島のあちこちで潜りながら何十匹も見てきました。深場から浮かび上がる巨大なシルエットも、ブルーの中での突然の出会いも、一度一度が忘れられません。
👉 このガイドでは、バリ島でマンボウが見られる時期、潜るべきポイント、出会えるチャンスを最大にする方法を紹介します。
バリ島でマンボウを見るならヌサペニダ島がベストで、特に湧昇流の季節にあたる7月から10月がねらい目です。出会いは保証されませんが、この時期がもっとも確率の高い条件がそろいます。
バリ島のマンボウ:基本データ
- 📍 ベストな場所:ヌサペニダ島(クリスタルベイと周辺のポイント)
- 📅 シーズン:7月〜10月
- 🤿 アクティビティ:ダイビングのみ
- ⭐ 遭遇率:低〜中(ガイドしだい)
- 📏 水深:通常20〜40m
- 🌡️ 水温:16〜22℃(サーモクラインではさらに低い)
- 🎓 推奨レベル:アドバンスド・オープンウォーター
👉 ダイビング全体の計画はヌサペニダ島ダイビング完全ガイド、島への旅行の準備はヌサペニダ島旅行ガイド(英語)をご覧ください。

マンボウ(モラモラ)とは?
マンボウは世界でもっとも重い硬骨魚で、バリ島のダイビングで出会えるもっとも不思議な海の生き物のひとつです。丸く平たい独特の体は、よく水に浮かぶ巨大な頭にたとえられます。本当の尾びれはなく、長い背びれと臀びれを使ってゆっくりと水中を進みます。
マンボウは世界中の海にいますが、とりわけバリ島のヌサペニダ島で有名で、この珍しい深海性の魚に会うために世界中からダイバーがやってきます。
ヌサペニダ島の「モラモラ」は、実はウシマンボウ(Mola alexandrini)
何十年ものあいだ、ダイバーだけでなく多くの学術文献も、バリ島周辺で見られる巨大なマンボウをMola molaと呼んできました。しかし近年の遺伝子研究によって、ヌサペニダ島周辺でもっともよく出会う種は実はMola alexandrini(ウシマンボウ)であることがわかりました。この区別を可能にしたのは現代のDNA解析で、かつてMola molaとしてひとまとめにされていたいくつかの種が、実は別のマンボウの仲間だと明らかになったのです。
ダイバー、ダイビングセンター、旅行者のほぼ全員がいまも「モラモラ」と呼んでいるので、このガイドでもその名前を使います。ただし学術的には、ヌサペニダ島周辺で出会う可能性がもっとも高いのはMola alexandriniです。

マンボウの大きさは?
マンボウは世界最大級の硬骨魚です。全長は3mを超え、体重は2トン以上にもなります。しかも一生のあいだ成長を続けるという特徴があります。仔魚のときはわずか数ミリ。若いマンボウは全長約60cmで、急速に成長し、わずか数年で成魚の大きさに達します。
オスは約10歳、メスは約14歳で性成熟します。1匹のメスが一度に最大3億個の卵を産むこともあり、マンボウは海でもっとも多産な魚のひとつです。

マンボウはどんな姿をしている?
マンボウは丸く平たい体のおかげで、ひと目でそれとわかる独特の姿をしています。皮膚は厚く、斑点に覆われていることが多く、色は銀灰色から暗褐色まで。金色や銀色に光ることもあります。背びれと臀びれは短く、上下に大きく離れているため、まるで尾がないように見えます。
その形と、太古の生き物のような姿は強烈で忘れがたく、ヌサペニダ島の海で体重1トンを超えるマンボウに出会ったときはなおさらです!

世界のどこでマンボウに会える?
マンボウはインド洋、太平洋、大西洋の温帯から熱帯の海に分布しています。なかでもインドネシアのバリ島、とりわけ隣のヌサペニダ島周辺に多いことで知られています。
マンボウは外洋性の魚で、主に水深600mまでの深さに暮らしています。ところが7月から10月にかけては、バリ島で水面近くでもよく見られます。研究者たちは、マンボウが栄養を運んでくる冷たい水の季節的な上昇、いわゆる湧昇を追っていることを確認しています。

モラモラ?サンフィッシュ?
「モラ」という名前はラテン語のmolaに由来し、石臼を意味します。昔の水車の車輪のような、大きく丸い、平たい灰色の石です。多くの言語で使われる「月の魚」という呼び名(イタリア語pesce luna、スペイン語pez luna、ポルトガル語peixe lua、ドイツ語Mondfisch、フランス語poisson lune)は、丸い形だけでは説明できません。円盤のような体、光を反射する銀色の皮膚、そして夜も含めて水面近くを泳ぐ習性が組み合わさったもので、水面のすぐ下で淡く光る円盤というイメージです。英語はこの両方のイメージを使っていて、水面で平たく横になり日光浴をしているように見える習性からocean sunfish(太陽の魚)、そして頻度は下がりますがmoonfish(月の魚)とも呼ばれます。

マンボウは何を食べる?
マンボウの主食はクラゲですが、動物プランクトン、イカ、小型の甲殻類も食べます。栄養価の低い食事なので大量に食べる必要があり、体重120kgのマンボウは必要なカロリーをまかなうのに1日約70kgのクラゲが必要だと推定されています!
こうした食性から、マンボウはクラゲなどの個体数を調整する、海の食物連鎖の重要な一環と考えられています。研究者たちはまた、マンボウがクラゲの毒にどう対処しているかにも関心を寄せていて、人間のクラゲ刺傷の治療の改善につながる可能性があります。
マンボウの寄生虫
マンボウの皮膚の表面や内側には、40種以上の寄生虫がすみつくことがあります。これが、季節によって浅い水深へ移動する理由のひとつとも考えられています。ハタタテダイのようなクリーナーフィッシュが、寄生虫を取り除く手助けをします。マンボウはときに体の側面を水面に出し、海鳥に寄生虫を食べさせることもあります。トゥグでは、小さなマンボウが水面から跳び上がるのを見たこともあります。寄生虫を振り落とすための、極端な試みだったのでしょう。

マンボウは絶滅危惧種?
マンボウにとっての主な脅威のひとつは乱獲です。一部の文化では、その身が珍味とされているからです。持続可能でない漁法によって、網にかかって混獲されてしまうこともあります。幸い、多くの国がマンボウ漁を制限する規制を設けています。
マンボウに出会ったら、じっとして、決して触らないことが大切です。マンボウの体は保護のための粘液に覆われていて、人が触れると簡単にはがれ、感染症にかかりやすくなってしまいます。

バリ島でマンボウが見られる時期と場所は?
マンボウのシーズンは、湧昇流とともに7月から10月まで続きます。現実的な確率は10本に1本ほど。1日3本潜り、条件がそろえば(新月や満月の数日前など)、3本に1本に近づきます。この時期の水温は低く、ふつうは16〜22℃、サーモクラインを越えると15〜16℃前後まで下がることもあるので、5mmのウェットスーツをおすすめします。
マンボウはヌサペニダ島のどのポイントでも出会う可能性があります。ただし、もっとも有名なのはクリスタルベイです。このポイントの地形のおかげで、ヌサペニダ島とレンボンガン島のあいだの海峡に近づきながら、激しくなりうる潮流から守られた状態でいられます。私たちはふだん、湾の沖にある小島の岩の角のひとつで待機します。これが「セカンドコーナー」です。
2026年シーズン速報:例外的な幕開け
2026年のマンボウシーズンは、ヌサペニダ島周辺で例外的な幕開けとなりました。7月25日から8月12日までのおよそ30本のダイビングで、私自身がクリスタルベイで6匹のウシマンボウに出会いました。7月25日に3匹、8月10日に1匹、8月12日に2匹です。
同じ期間に、Dune Penidaのガイドたちはゲストとともに少なくとも20回のマンボウ遭遇を記録しました。ときには4匹同時に見られることもあり、特に8月9日、10日、11日は当たり日でした。
水温は2025年シーズンの始まりよりもはっきりと低く、クリスタルベイ周辺には強いサーモクラインがありました。冷たい湧昇流は、マンボウが深場からクリーニングステーションに上がってくる重要な条件のひとつとされています。
月の満ち欠けとの関係? ヌサペニダ島での自分のダイビングを振り返ると、マンボウとのいちばんいい出会いの多くは、満月か新月に向かう数日間に集中していました。これは潮の干満が大きくなる時期とも重なりますが、直接の関係を確かめた科学的な研究は、私の知るかぎりありません。
午後のほうがチャンスは上がる? 朝のピーク時には、クリスタルベイに15〜20隻ものダイビングボートが集まることがあります。一方、午後はボートが1隻だけのことが多く、2隻を超えることはまれです。ダイバーが少なく、泡も水中の騒音もずっと少ないので、クリーニングステーションは明らかに静かです。私の経験では、このダイバーの少なさがクリーニングステーション周辺の穏やかな状況を生んでいるように思えます。それが実際にマンボウに出会う確率を上げるのか、単にマンボウがリラックスして観察しやすくなるだけなのかは、断言できません。
2026年の私自身の遭遇はすべて午後でした。ただしこれは、ゲストを優先し、空きがあるときだけDune Penidaのダイビングに参加しているためでもあります。
これらはルールではなく、現場での観察です。マンボウの目撃は非常に変動が大きく、水温、潮流、透明度などの条件に左右されます。このセクションは2026年シーズンを通して、新しい遭遇、水温、現場での観察に合わせて更新していきます。
マンボウ探しはちょっとした冒険です。そして、ここでこそガイドの腕が問われます。よいガイドは、安全を保ちながら、マンボウを観察できるベストな場所へ連れて行ってくれます。
サーモクラインを感じて、何かを待っているようなハタタテダイの群れが見えたら、ブルーに目を向けてください。マンボウはそう遠くないはずです。
マンボウに出会ったときのふるまい方
ついにマンボウが現れたとき、いちばんやってはいけないのは、まっすぐ泳いで近づくことです。マンボウはそのまま深場へ沈んで消えてしまいます。距離を保ち、落ち着いて、見守ってください。鉄則はガイドの後ろ、少し上にいること、そしてペースはマンボウにまかせることです。ゆっくり近づいていい唯一の瞬間は、マンボウが約45度に体を傾け、ハタタテダイがクリーニングを始めたときです。クリーニングステーションで忙しいこのときは、ダイバーにずっと寛容になります。低い位置からそっと近づき、外洋のブルーへの逃げ道を決してふさがず、決して触ろうとしないでください。生き物を尊重することが、いちばん長く穏やかな出会いにもつながります。

完璧なクリーニングステーションでの出会い:2026年7月25日

2026年7月25日、クリスタルベイで今シーズン最高のマンボウとの出会いのひとつがありました。
条件はほぼ理想的でした。一緒に潜っていたのはアドバンスド・オープンウォーターのダイバーたち。透明度は抜群で、リーフが40mよりはるか下まで落ち込んでいくのがはっきり見え、潮流もわずかでした。
まず水深約25mでファーストコーナーを確認しましたが、マンボウの気配はありません。ゆっくりとセカンドコーナーへ向かっていくと、ブルーの中に3匹のマンボウが次々と現れました。
そのうちの1匹が数匹のハタタテダイにクリーニングされているところを撮影しようと、慎重に水深約32mまで降りました。そのわずかなあいだに、サーモクラインを越えたことで水温が約26℃から20℃弱まで急に下がりました。
マンボウは完全にリラックスしていました。ときどきこちらをまっすぐ見て、私がそれ以上近づいてこないか確かめているようでしたが、そのままハタタテダイに寄生虫を取らせ続けていました。私は敬意をもって距離を保ち、30秒ほどその場にとどまりました。
ダイブコンピューターが無減圧限界まであと2分を示していたので、そこで出会いを切り上げ、ゆっくり浮上を始めました。
こうした出会いは、忍耐と中性浮力がいかに大切かをよく物語っています。ダイバーが落ち着いてマンボウに十分なスペースを与えれば、マンボウは驚くほど長いあいだクリーニングを続けることがよくあります。
ダイブプロファイル:クリスタルベイ、2026年7月25日

- ポイント:クリスタルベイ(ヌサペニダ島)
- 最大水深:32m
- 最低水温:約20℃
- 透明度:抜群、約40mまでリーフが見える
- 潮流:弱い
- ダイバーのレベル:アドバンスド・オープンウォーター
忘れられないもうひとつの出会い:2026年8月10日

最初の出会いから2週間あまり、クリスタルベイはまたしても期待に応えてくれました。透明度は抜群で、マンボウは驚くほど近くまでやってきてから、クリーニングステーションで止まりました。すぐに数匹のハタタテダイが寄生虫を取り始め、マンボウは周りのダイバーを落ち着いて眺めていました。
こんな瞬間があるから、忍耐はたいてい報われると思い出させてくれます。最高の出会いは、ダイバーがじっとして中性浮力を保ち、距離はマンボウに決めさせたときに訪れます。このマンボウは30秒以上たっぷりリラックスしたまま過ごし、やがてゆっくりとブルーへ消えていきました。
マンボウを見るには何m潜ればいい?
ヌサペニダ島でマンボウを観察するには、一般に水深20〜30m、ときにはそれ以上潜ることが推奨されます。だからこそ、チャンスを最大にするにはアドバンスド・オープンウォーターのライセンスがおすすめです。とはいえ、水面近くで見られることもあります。2024年8月の初め、私はクリスタルベイの水深35mでマンボウを探していました。そして見つけたのは……水深5mまで戻ったときでした。おかげで、オープンウォーターのダイバーも、初めて潜る体験ダイバーまでもがマンボウを見ることができたのです!

ただし、マンボウを観察できる正確な水深は、季節、水温、透明度、エサの有無など、さまざまな要因によって変わります。水面近くで見たことも、水面から跳び上がるのを見たこともありますし、もっとずっと深いところで見たこともあります……
ヌサペニダ島でマンボウに会えるおすすめダイビングポイント
ヌサペニダ島周辺のいくつかのポイントは、シーズン中(7月〜10月)にマンボウに出会うよい条件がそろっています。多くは潮流が当たる、深く外洋に面したウォール沿いのダイビングで、マンボウはクリーニングのために上がってきます。私がもっとも多く出会ったポイントを紹介します。全ポイントの比較はヌサペニダ島のおすすめダイビングポイントをご覧ください。
クリスタルベイ:定番のポイント
もっとも有名で、多くの場合もっとも確実なポイントです。有名な「セカンドコーナー」では、潮流から比較的守られながら、深い海峡のそばでマンボウを待つことができます。透明度はたいてい抜群ですが、深場は水温がかなり低くなることがあります。👉 クリスタルベイのポイントガイド
ガマットベイ:圧巻の出会いも
トヤパケとクリスタルベイのあいだにあるこのポイントは、変化に富んだ地形、中〜強の潮流、そして深場へのすばやいアクセスを兼ね備えています。ここでの出会いは格別になりえます。私が1本のダイビングで14匹ものマンボウを見たのもここです。👉 ガマットベイのポイントガイド(英語)
SDポイント、ペッド、セントゥアル:ダイナミックな条件と思わぬサプライズ
マンボウでの知名度は低いものの、とても見ごたえがあります。ヌサペニダ島の北海岸には、SDポイント、ペッド、セントゥアルなど、潮流が強くなりうる外洋に面したポイントがあります。マンボウはたいていウォール沿いの、中くらいの水深に現れます。👉 SDポイントとペッドのガイド(英語)
トヤパケ:テクニカルだが有望
強い潮流で知られるこのポイントは、条件が合えばすばらしい出会いをもたらしてくれます。基本的には、現地ガイドが同行する経験豊富なダイバー向けです。👉 トヤパケのポイントガイド(英語)
ブルーコーナーとチュニンガン・ウォール:レンボンガン島とチュニンガン島のポイント
レンボンガン島とチュニンガン島の沖にあるブルーコーナーとチュニンガン・ウォール(ともに英語)も、シーズン中はマンボウに出会うよい条件がそろいます。外洋に面した深いダイビングで、潮流が強いため、経験豊富なダイバー専用です。
マンボウに出会うチャンスを最大にするコツ
シーズンのピークでも、マンボウとの出会いは決して保証されません。深海の巨人の行動は予測がつきませんが、いくつかの工夫ではっきりと確率を上げられます。
- 🗓️ 数日続けて潜る。目撃は日によって大きく変わります。ヌサペニダ島ではダイビング日数で最低2〜3日を予定しましょう。
- 🐠 地元で経験豊富なダイビングセンターを選ぶ。一年中ここで潜っているガイドは、ポイント、コンディション、マンボウがよく現れる場所を知っています。
- 🌊 海況と天気をチェックする。海が荒れていたり透明度が低かったりすると、マンボウを見つけるのも近づくのもずっと難しくなります。
- 🌙 潮と潮流を考慮する。マンボウは特定の潮流や冷たい水の条件で上がってくることが多いのです。
- 🧭 水中ではガイドに従う。出会いは深いクリーニングステーションの近くで起きるので、よい中性浮力と正確な位置取りが欠かせません。
私たちのマンボウとのベストダイブ
初めての出会い
初めてのマンボウは、きっと一生忘れないでしょう!私の場合は2017年9月1日でした。パリからヌサペニダ島に戻ってきたばかり。数日探したあと、クリスタルベイで完璧な条件がそろいました。GoProを持っていて、インストラクターがブルーに向かっていくのを見たとき、心の中で「ビンゴ!」と叫びました。水深25m、私の初めてのマンボウです。
その光景は魔法のようで、時間が止まります。そのあとも、たくさんのマンボウに出会いました!

マンボウは3匹でやってくる
しばらくして、ゲストとペッドで潜っていたときのこと。ダイビングの終わりにサーモクラインを感じました。1匹目のマンボウがこちらへやってきて、ゲストは大喜び。続いて2匹目、みんな大興奮です。そして3匹目が見えたときには、全員が最高潮に。隣にいた別のグループのガイドは、水中で宙返りをしていました!
バリ島で14匹のマンボウ
2018年10月8日。私たち3人はガマットベイにいました。かなり珍しいことに潮流がなく、インストラクターは海峡のブルーへ向かう価値があると直感しました。すると……
マリオンに語ってもらいましょう。
「そのダイビングで、1匹のマンボウを眺めようと止まったら、2匹、3匹と増えていき、気づけば“マンボウ街道”の真ん中で14匹に囲まれていました!運がよかっただけ、と言いたくなるでしょう?すべてはガイドしだいです!さあ、フィンを持って!」

マンボウとマンタのコンボ
2023年9月14日。前日、私たちはDune Penidaのダイビングセンターとともにマンタポイントでジンベエザメを見ていました。どうしてももう一度会いたくて……エントリーはまっすぐマンタポイントのウォールへ。一緒に潜っていたのは、プーケットから来た友人でダイビングインストラクターのフォン。大きなカメラを持ってきていました。まず1枚目のマンタ、続いて2枚目。
そのとき、Dune Penidaのコースディレクター、カールが大きな合図を送り始めました。マンボウを見つけたのです。彼のほうへ泳いでいくと、2匹目も見えました!フォンはこの美しい写真を撮り、あとになって2匹とも写っていたことに気づきました。集中しすぎて、1匹しか見えていなかったのです!この記事の最後に、私の動画があります。

2024年7月20日、セントゥアルで3匹のマンボウ
深場へ降りていくとサーモクラインに入り、水がひんやりしてきました。マンボウの寄生虫を取ろうと待ちかまえるたくさんのハタタテダイを見て、私たちはさらに深く潜りました。まず優雅に通り過ぎるマダラエイを見つけて気分は急上昇。そのすぐあと、1匹ではなく2匹の見事なマンボウが目の前に現れたのです!これ以上はないと思ったところに、3匹目まで加わりました。

この穏やかな巨人たちはとても落ち着いていて、私たちは水深37mで貴重な数分間、その静かな姿を見守ることができました。やがてマンボウたちは深いブルーへ戻っていき、私たちは感動に包まれたまま残されました。マンボウのシーズンは7月から10月。Dune Penidaのダイビングセンターで、いまでは頻繁に出会えるのがうれしいかぎりです。この驚くべき生き物を間近で見るチャンスを、どうぞお見逃しなく!
4匹のマンボウと1枚のマンタ
2019年8月31日。2019年の1年間、インストラクターとしてダイビングセンターに参加したセリアが、ゲストをマンタポイントへ案内しました。そこでまたもビンゴ。4匹の美しいマンボウと1枚のマンタです!Duneのダイビングセンターでダイブマスター研修中だったクリスティーヌとジャン=フィリップが、すばらしい写真を撮りました。

バリ島にはほかにもマンボウに会える場所がある
2019年11月13日。パダンバイの沖にあるギリ・テペコンへ小旅行に出かけました。ボートの拠点があるヌサペニダ島のトヤパケから、気持ちのいいボートの旅です。朝の1本目は、どう見ても穏やかな川下りではなかったのをよく覚えています。でも2本目も忘れられません。巨大なマンボウが、ダイビングのほぼ最初から最後まで私たちについてきたのです。

初めてのマンボウに会う準備はできた?
Dune Penidaダイビングセンター(英語)が、ヌサペニダ島とバリ島のさまざまなダイビングポイントを喜んでガイドします。マンボウは一年中見られる可能性がありますが、出会うチャンスを最大にしたいなら、7月から10月に旅行を計画してください。確率は100%ではないので、ダイビング日数は数日確保しましょう。

マンボウに会えるまで毎日クリスタルベイで潜ることをすすめるセンターもあります。でも、どんなに美しいポイントでも、クリスタルベイのセカンドコーナーにはすぐに飽きてしまうでしょう。ここまで読んでいただいたとおり、マンボウはヌサペニダ島のどのポイントでも見られる可能性があります。大切なのは、よいダイビングガイドを選ぶことです。

体験ダイビングでマンボウに出会えるチャンスは低めです。マンボウはふつう、体験ダイビングの最大水深12mより深いところにいるからです。

ただし、ライセンスをお持ちなら、ファンダイブやダイビングサファリでマンボウ探しにお連れできます。オープンウォーター、アドバンスド・オープンウォーター、レスキュー・ダイバー、ダイブマスターの講習中にマンボウに出会うことも十分に可能です。ヌサペニダ島のすばらしい海の生き物たちとあわせて、とにかく美しいダイビングが待っています!
関連情報
もっと知りたい方は、バリ島旅行ガイドとヌサペニダ島旅行ガイド(英語)もぜひご覧ください。バリ島とヌサペニダ島でよく出会えるマンタ、サメ、ウミウシの専用ページ(英語)で、この地域の驚くべき海の生き物をさらに深く知ることもできます。バリ島やインドネシアでのスキューバダイビングについて質問があれば、お気軽にご連絡ください。ダイバーやダイバーを目指す方とつながり、この特別な海の世界への情熱を分かち合えるのが私たちの喜びです。

マンボウと潜りたい?Royに相談
RoyはDune Penidaのインドネシア人ダイビングインストラクターで、ヌサペニダ島周辺の日々のコンディション、潮流、海の生き物を知り尽くしています。ライセンスのレベル、経験、日程を伝えれば、ぴったりのダイビングの計画を手伝ってくれます(やり取りは英語になります)。
このガイドについて
このガイドは、Blaise Jaegerが、Dune Penidaのダイビングインストラクターで水中フォトグラファーでもあるRoyと一緒に作成しました。BlaiseはPADIマスタースクーバダイバーで、ログ数は700本以上。2015年に初めてこの島を訪れて以来ヌサペニダ島周辺で何百本も潜り、2017年には島で初めてのPADIダイビングセンターを開業しました。
Royは長年ヌサペニダ島周辺で潜り続けており、このサイトで公開している多くのガイドに、現地の知識、季節ごとの観察、水中写真を提供しています。この記事の写真の多くもRoyによるものです。
私たちの目標はシンプルです。経験にもとづく正確な情報をお届けし、ヌサペニダ島のすばらしい海の生き物とダイビングポイントを、ダイバーの皆さんが安全に楽しめるようお手伝いすることです。
よくある質問:バリ島のマンボウ(モラモラ)
バリ島でマンボウはどこで見られる?
ヌサペニダ島周辺、特にクリスタルベイと、ガマットベイ、マンタポイント、セントゥアル、ペッドといった近くのダイビングポイントです。
バリ島のマンボウのシーズンはいつ?
7月から10月、冷たい湧昇流の季節です。冷たい水がマンボウをダイビングできる水深まで運んでくる時期です。
マンボウは一年中見られる?
まれです。目撃はほとんどが季節限定で、7月から10月に集中しています。
マンボウを見るには何m潜る?
通常は20〜40mです。そのため、アドバンスド・オープンウォーターのライセンスがおすすめです。まれに水面近くまで上がってくることもあります。
マンボウに会うのは難しい?
はい。出会いは保証されず、季節、コンディション、ガイドしだいです。確率を上げるには、何本か潜る計画を立てましょう。
初心者でもマンボウは見られる?
可能ですが、マンボウはふつう深いところにいるので、上級者のほうがチャンスは大きくなります。
マンボウのダイビングは危険?
強い潮流と冷たい水のため、コンディションは厳しくなることがあります。ポイントを熟知した経験豊富なガイドと潜ってください。
なぜマンボウはヌサペニダ島にやってくる?
冷たい湧昇流の時期に、ハタタテダイが寄生虫を取り除いてくれるクリーニングステーションに通うためです。
マンボウの大きさは?
全長最大3m、体重2トン以上。世界でもっとも重い硬骨魚です。
シュノーケリングでマンボウは見られる?
ごくまれです。マンボウはふつう深いところにいるので、見るならダイビングです。
マンボウにいちばんおすすめのダイビングポイントは?
クリスタルベイがもっとも有名で確実なポイントですが、ヌサペニダ島周辺のどのポイントでも現れる可能性があります。
マンボウに会いやすい時間帯はある?
ベストな時間帯は証明されていません。いちばん大切なのは、シーズン(7月〜10月)、ポイント、そしてなによりどこを探せばいいかを知っているガイドです。2026年の私自身の遭遇はすべて、クリスタルベイがずっと静かな午後でしたが、これはルールではなく現場での観察です。
マンボウに出会える確率は?
シーズンを通して約10本に1本。1日3本潜り、条件がそろえば(冷たい湧昇流、新月や満月の数日前)、3本に1本に近づきます。水温やコンディションによって大きく変わります。
マンボウのシーズンの水温は?
7月から10月は、サーモクラインによって水深しだいでおよそ16〜22℃まで下がることがあるので、5mmのウェットスーツをおすすめします。
マンボウは人間にとって危険?
いいえ。マンボウはまったく無害です。動きはゆっくりで穏やか、ダイバーにも無関心です。
バリ島のほかの場所でもマンボウは見られる?
はい、主にパダンバイ沖(ギリ・テペコン、ミンパン、ビアハ)です。ただし、ヌサペニダ島周辺ほど目撃は安定していません。
著者について:Blaise Jaeger
Blaise Jaegerはヌサペニダ島を拠点とするダイバーで、2017年に島で初めてのPADIダイビングセンターを開業しました。ヌサペニダ島とバリ島で何百本も潜り、1本のダイビングで14匹ものマンボウを数えたこともあります。このガイドの出会い、水深、コツはすべて、彼自身の水中での経験にもとづいています。


