夕暮れのヴィクトリア・ピーク:午後の過ごし方

著者:Blaise Jaeger · 2026年10月22日更新

ヴィクトリア・ピークは香港を代表する絶景スポットです。足元にはセントラルの高層ビル群、その先にヴィクトリア・ハーバー、さらに奥には九龍が広がります。ほとんどの旅行者は上って写真を撮り、そのまま下りてしまいます。私たちのおすすめはその逆で、午後の半ばに上って夜まで過ごし、同じ景色を昼、夕暮れ、夜景の3つで楽しむことです。私たちは香港5日間の旅の最後の丸1日、2026年10月19日(月)にそうしました。その日は祝日で、ピークは大混雑でした。ここでは、その日の流れを時間ごとに、そして行列を避ける方法をご紹介します。

夕暮れのヴィクトリア・ピークで香港のスカイラインを背に自撮りするBlaise Jaegerとロイ
夕暮れ直前のスカイテラスで、ロイと私。

ピークで過ごした午後 早わかり

時刻やったこと1人あたりの費用
15時アドミラルティからピークトラムの山麓駅までタクシー1台HK$30
15時10分優先レーンに並び、ピークトラムで山頂へKlookの優先入場チケット(スカイテラス428付き)
15時40分まず景色を眺め、ピークタワー内の無料フォトスポットへ無料
16時05分Bubba GumpでカクテルHK$141
17時スカイテラス428で夕日、ブルーアワー、夜景チケットに含まれる
18時50分ピークトラムで下山チケットに含まれる

ピークへの行き方:ピークトラム

ガーデンロードの山麓駅

ピークトラムは、セントラルのガーデンロードにある山麓駅から出発します。MTRのアドミラルティ駅かセントラル駅から徒歩15分です。私たちはアドミラルティのホテルからタクシーでHK$30でした。15番バスや緑のミニバス1番でもピークへ行けますが、トラムに乗ること自体が体験の半分です。タクシーや運賃について詳しくは、香港の交通ガイドをご覧ください。

香港・セントラルのガーデンロードにあるピークトラム山麓駅の入口
ガーデンロードにあるピークトラムの山麓駅。
香港のピークトラム山麓駅に展示された昔の木製車両
山麓駅に展示されている昔の木製車両。路線は1888年から運行しています。

優先入場チケット:祝日なら買う価値あり

通常チケットの列は駅の中を延々と蛇行していました。Klookの優先入場チケットを持っていた私たちは、そのまま乗車列へ。直前のトラムが出たばかりだったので20分ほど待ちましたが、次の便の先頭になり、いちばんよい席に座れました。ピークトラム往復とスカイテラス428のセットを選びましょう。優先レーンは帰りにも使えます。

祝日に山麓駅の構内にできたピークトラムの混雑した行列
祝日の山麓駅にできた通常の行列。
チケット(大人)料金
ピークトラム往復(平日)HK$88
ピークトラム往復(週末・祝日)HK$108
Sky Pass:往復とスカイテラス428HK$158
Klookの優先入場セットセット内容により異なるため、Klookで確認してください

Klookでは、ピークタワー内の蝋人形館マダム・タッソーとのセットも販売しています。私たちはパスしました。シンガポールのマダム・タッソーに行ったことがあり、人形の多くが私たちの知らない地元の有名人だったからです。いずれにしても入口の外に何体か人形が立っているので、無料で一緒に写真が撮れます。

香港のピークタワーにあるマダム・タッソーの入口の外で蝋人形とポーズをとるBlaise Jaeger
無料版のマダム・タッソー。

山頂への道のり

2022年に導入された現在の車両は定員約210人で、10分足らずで丘を上ります。あまりの急勾配に、ミッドレベルの高層ビルが傾いて見えるほどです。上りは進行方向右側に座ると、街の景色が楽しめます。

香港ミッドレベルのマンション群のあいだを上るピークトラムの急勾配の線路
ミッドレベルの高層ビルのあいだを上っていく線路。
木製の座席と大きな窓がある新しいピークトラムの車内
新しいピークトラムの車内。
ピークトラムの窓越しに見た香港のスカイライン
中腹あたりで、窓の向こうに街が現れます。

山頂:ピークタワー

トラムが到着するのは、屋上にスカイテラス428があるショッピング&レストラン複合施設、ピークタワーの中です。上る前に、まずは周辺を歩いて昼間の景色を眺めました。午後の半ばは街が順光になるので、くっきりとした写真が撮れます。

昼間のヴィクトリア・ピークから見たセントラルの高層ビル群とヴィクトリア・ハーバー
15時41分の眺め。

無料のフォトスポット

ピークタワーの中には、楽しい写真が撮れる無料エリアがあります。昔のトラム、鏡の部屋、飛行中の飛行機などです。凝ったセットはプロのカメラマンが撮影して写真を販売する有料エリアですが、それ以外は無料で、30分ほど過ごすのにちょうどいい場所です。

Bubba Gumpでカクテル

夕日を待つあいだ、ピークタワーにあるアメリカのシュリンプ料理店Bubba Gumpで、窓際の席に座りました。カクテル2杯はたっぷりの量で、1杯HK$141です。安くはありませんが、窓からの眺めはテラスと同じで、しかも座っていられます。

香港のピークタワーにあるレストランBubba Gumpの店内
ピークタワーのBubba Gump。
Bubba Gumpの窓際の席で香港のスカイラインを背にカクテルを手にするBlaise Jaeger
夕日を待ちながら、絶景とカクテル。

スカイテラス428:夕日と夜景

17時までに到着を

標高428メートルにちなんで名付けられたスカイテラス428は、ピークでいちばん高い展望台です。私たちは17時、10月の日没のおよそ1時間前に上りました。このタイミングが正解でした。手すり沿いにはまだ空きがあり、その後テラスはあっという間に埋まりました。

夕方のヴィクトリア・ピークでスカイテラス428の手すり沿いに並ぶ観光客
17時のスカイテラス、混雑前。
IFCタワーとヴィクトリア・ハーバーを背にスカイテラス428に立つBlaise Jaeger
スカイテラスで、背後にIFCタワー。
夕方の光の中、ヴィクトリア・ピークのスカイテラス428に立つロイ
黄金色の光の中のロイ。

ゴールデンアワーと夕日

17時15分ごろから、セントラルの高層ビル群やIFCが黄金色に染まり始めます。テラスは北側のハーバーに面しており、太陽は西に沈むので、街に沈む夕日というより、空とビルの色が移り変わっていくのを眺めることになります。18時ごろには、テラスにいる全員が西の方角へスマホを掲げていました。

ヴィクトリア・ピークから見た、夕方の黄金色の光に包まれたIFCタワーとヴィクトリア・ハーバー
ゴールデンアワーのIFCタワー。
夕暮れどきのヴィクトリア・ピークから見た香港とヴィクトリア・ハーバー
夕暮れの眺め。
スカイテラス428で夕日を撮影する観光客のシルエット
18時ごろ、誰もが西を向きます。
ヴィクトリア・ピークから見た、黄昏に包まれるヴィクトリア・ハーバーと九龍
ハーバーに訪れる黄昏。

ブルーアワーと夜景

日が沈んでもすぐに帰らないでください。最高の瞬間はその15〜30分後、空がまだ青いうちにビルの明かりがひとつずつ灯り始めるときです。18時20分には街全体がすっかり明るく輝いていました。テラスがもっとも混雑するのもこの時間です。

ヴィクトリア・ピークから見た、最初の明かりが灯るブルーアワーの香港のスカイライン
街の明かりが灯るブルーアワー。
ヴィクトリア・ピークから見た、夜にライトアップされたIFCタワーとセントラルの高層ビル群
夜のセントラルとIFC。
ヴィクトリア・ピークから見た、香港島と九龍の夜景
夜の全景。
夜のヴィクトリア・ピークでスカイテラス428に集まる人々
夜のテラスは超満員。

下山

19時少し前にトラムで下山しました。優先入場チケットのおかげで、それほど待たずに済みました。チケットがない場合は、ピークタワー内の案内板にあるQRコードから、帰り用の順番待ちシステム「Easy Queue」に登録できます。ライトアップされたビルが窓の外を流れていく夜の下り道は、それ自体がひとつのショーです。

ピークタワー内にあるQRコード付きのピークトラムEasy Queueの案内板
帰り用のEasy QueueのQRコード。
夜に丘を下るピークトラムの車内
夜の下山。

ヴィクトリア・ピークを楽しむコツ

  • 15時ごろに上って18時30分まで滞在すれば、昼、夕日、夜景を一度に楽しめます。
  • 特に週末や祝日は、スカイテラス428付きの往復優先入場チケットを買いましょう。
  • 10月なら17時までにスカイテラスへ。ほかの季節は日没の約1時間前が目安です。
  • 夜景を見るために、日没後30分は残りましょう。
  • 上りのトラムでは進行方向右側に座りましょう。
  • ファンでなければマダム・タッソーはパスで大丈夫。無料のフォトスポットで十分楽しめます。

ヴィクトリア・ピーク よくある質問

ヴィクトリア・ピークに行くベストな時間帯は?

夕方です。15時ごろに到着し、日没の約1時間前にはスカイテラスへ上って、街の明かりが灯るまで残りましょう。1回の訪問で3つの景色が楽しめます。

ピークトラムの優先入場チケットは買う価値がある?

週末や祝日なら、あります。私たちが行った日は、通常の行列が駅全体を蛇行していました。優先入場チケットのおかげで、次のトラムを待つだけで済みました。

スカイテラス428は行く価値がある?

夕日を見るなら、あります。いちばん高い展望台で、視界を遮るものがありません。昼間なら、ピークタワー周辺やピーク・ギャレリアの無料展望スポットでもほぼ同じくらい楽しめます。

ヴィクトリア・ピークの所要時間は?

昼、夕日、夜景をすべて見たいなら3〜4時間です。昼間にさっと眺めるだけなら1時間で十分です。

ピークトラムを使わずに上れる?

はい。タクシー、15番バス、緑のミニバス1番で行けば、トラムの行列を完全に避けられます。ただ、トラムに乗ることも体験の一部です。

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